2020年01月17日

2020 Nola 5日目 オーディエンス冥利

月曜日に到着してから、ノンストップでジャズ三昧(いつものことだけど)、6か所で演奏に参加して、なんだかもうずいぶん長く居るような気になっている。ニューオリンズの空気の濃さは凄い。

この宿、立派なプール付きの母屋の「離れ」なんだけど、大きなベッドルームが二つ、20畳のリビング、キッチン、バスも2つ。「玄関」のスペースで6人がご飯食べられちゃう。アメリカの居住空間のゆとりはいつもほんとにうらやましい。
そろそろ出てくる時差疲れに備え、午前中はキッチンでおしゃべりしたり、ソファーでくつろいだり、この部屋暮らしをのんびりと味わう。

午後、Georgiaに住む妹夫婦と友人がやってきた。
到着を待ちながら、ホテルのスタッフさんと世間話。ジャズをやっていてDBフェスに来ているの、と言うと、Beth Hart というシンガーソングライターの話をしてくれた。若くデビューして注目されたけど、人生のいろいろな困難から、シーンから遠ざかってしまった、でも彼女の大ファンであるテキサスの小さなライブハウスの主人が彼女にずっと手紙を送って、40歳を過ぎた彼女はカムバックのライブをこのお店で行った。運よくチケットを手に入れ、そこで聞いた彼女の歌は震えるほど素晴らしかったんだ、と。
ああ、私もニューオリンズで何度もそういう感動を味わってきたのよ。音楽に幸せを与えてもらう、その気持ちをシェアできる人に出会う、この街ではそれがあちこちで起こる。そしてまた新しい音楽と出会う。
Beth Hart、かっこいいわ!

16:00  DB FES@Jazz Museum   Dannyを心底敬愛する東海林幹雄さんが組んだ”Danny Barker Hounds Tokyo”。
東海林幹雄(p,vo) Gregg Stafford(tp) 新谷健介(cl) Haruka Kikuchi(tb) 丸山朝光(bj) Nobu Ozaki(B) Gerald French(Ds)
東海林さんはDannyから譲り受けたダービーハットを被り、訥々と語りながらの温かいステージだった。最後に、ダービーをGreggに渡し、「この帽子はニューオリンズに帰るべきもの。これを受け継ぐのはGregg、君しかいないよ」。
こうやってニューオリンズジャズが海を超えて、繋がって、受け継がれて...Greggも東海林さんも感極まっていて、とっても素敵な光景でした。

夜は、妹たちと日本からのお客さんも交え、Palm Courtでディナー。へへっ、一日くらい贅沢しちゃうのさ。
ガンボも、お気に入りのポークリブも、変わらず美味。
Kevin Louis(p) Craig Klein(tb) Mari(P) Carl Budo(D) James Singleton(B) & sax
2セット聴きながらゆっくりご飯を楽しみました。 

Peter Harris(B)  Nahum Zdybel(G)
二人がそれぞれリーダーで作った2枚のアルバムのリリースライブ。ニューオリンズのトラディショナル、カリブ海のリズム、クレオール....懐かしくて冒険的で、心地よくて。
ニューオリンズジャズは各々のミュージシャンのルーツや歩みをその中に取り込みながら、これからも進化していくんだな、って思う。
2階席だったせいか、Evanのエッジの効いた音がとても柔らかく響き、とてもゆっくりのテンポでDonが歌ったWay Down Yonder In New Orleans はうっとりするほど美しかった。

演奏をせず、心ゆくまで聴くことを楽しんだ一日。これもまたニューオリンズ冥利。

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posted by Alligator Natsuko at 00:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | New Orleans | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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